「２０１９年しずおか連詩の会」（県文化財団、県主催、静岡新聞社・静岡放送共催）は１２日、静岡市駿河区のグランシップで全４０編のうち１４編を紡いで初日の創作を終えた。「しが息をしはじめる」と定めたタイトルから展開し、大海原にこぎ出す船や浮かんでは消える言葉の波に、詩人の内面世界や死生観を浮かび上がらせた。
中本道代さん、岡本啓さん、さばき手の野村喜和夫さん、覚和歌子さん、穂村弘さんの順で５行詩と３行詩を交互に連ね、意見を交わしながら作品を練り上げた。
今回の５人で唯一初参加の中本さんは、「皆さんの作品が予想以上に意外性に満ちていた。非常にスリリングな時間が過ごせて明日も楽しみ」と初めての連詩体験を振り返った。野村さんは「２０年目の節目にふさわしい穏やかで落ち着いた滑り出しとなった。創造力や生命の源を象徴する海や水に関する言葉が多く登場し、静岡らしさも表現されている」と総括した。
１３日は創作の合間に市内を散策しイメージを膨らませる。１４日に４０編を仕上げ、１５日午後２時からグランシップで５人が朗読、解説する発表会を開く。
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December 13, 2019 at 05:18AM
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海や水、静岡らしさ表現 しずおか連詩の会、初日１４編紡ぐ｜静岡新聞アットエス - ＠S［アットエス］ by 静岡新聞
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