台風１９号で氾濫した千曲川支流のうち佐久市の谷川（やがわ）と田子川の「改良復旧計画案」を県がまとめた。河川の拡幅や河床を深くして流下能力を災害前より高め、川沿いに市道を新設する。ただ、工事に伴い住宅や倉庫など計約５０棟の移転が必要となる。２０２０年春着工し、工期は３～４年の見込み。
佐久市では台風１９号で住宅などの被害が１０００棟以上出た。入沢地区の谷川と常和地区の田子川流域では多くの住宅が川に面して立地しており、家屋への浸水や護岸崩落などの被害が目立った。
計画によると、改良復旧区間は谷川が約１・５キロ、田子川が約２キロ。川幅を左岸側に谷川は約２メートル、田子川は最大３メートル広げ、いずれも河床を１～２メートル掘り下げる。台風１９号の氾濫時は谷川で流下能力の１・５倍、田子川は２倍以上の水が流れ込んだ地点があったとみられ、それを上回る流下能力を持たせる。
谷川では、右岸にある市道に出るため左岸の住民が架けた私設の橋が流失し、川を塞いだことも被災の一因となった。このため、私設橋をなくし、新たに左岸にも市道を設ける。田子川でも左岸に市道を新設する。いずれも川の監視など水防活動がしやすくなる。
工事で移転や撤去が必要になる建物は谷川で約２０棟、田子川で約３０棟。県佐久建設事務所は１９年末から２０年１月にかけて、両地区で地権者や住民対象の説明会を開いて理解を求めた。移転を迫られる住民に対し、県は代替地確保などの対応をしていく方針。
入沢地区の渡辺一夫区長（６８）は「実際に移転が必要な住宅は７、８軒ほどで、住民は地元に残りたい思いがある。市や県の支援をお願いしたい」と話す。【武田博仁】
"川" - Google ニュース
January 18, 2020 at 08:21AM
https://ift.tt/3ahQn9r
台風１９号 県、佐久２河川改修へ 千曲川支流、拡幅し市道新設 ／長野 - 毎日新聞
"川" - Google ニュース
https://ift.tt/2TmBnRh
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "台風１９号 県、佐久２河川改修へ 千曲川支流、拡幅し市道新設 ／長野 - 毎日新聞"
Post a Comment