八千代エンジニヤリングは2020年1月29日、同社が開発・検討を進めてきた水防災・水環境保全事業における3次元流体解析手法について、社会実装段階に入ったことを明らかにした。
i-Constructionの一環であるCIMの導入は業界全体の課題だが、3次元流体解析は、計算の不安定性や膨大な計算時間が壁となり、河川や砂防、海岸事業の検討プロセスで活用された事例はほとんどなかった。
同社によると、津波・高波浪などによる構造物周辺の複雑な流れの評価に3次元流体解析を導入したことで、「実験コストや手間の縮減」や「解析結果の分析の容易性向上」「現象メカニズムの解明や意思決定の材料としての活用」などの成果を得ているという。
今後は3次元流体解析の開発・検証をさらに進め、幅広い分野への適用可能な技術として発展させる。
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