24日
19時45分
東電が処理水の処分方法について会見
福島第一原発でたまり続ける放射性物質を含んだ処理水の処分方法について、東京電力は２４日、会見を開き、海や大気に放出する場合の技術的な素案を明らかにしました。
放射性物質トリチウムなどを含む処理水は、およそ９８０基のタンクにためられ、総量はおよそ１１９万トンにのぼっています。政府は、この処理水を海か大気に放出する案を示していますが、東京電力は、２０２２年夏頃には敷地内のタンクでの保管は限界になると試算しています。
２４日の会見で東京電力は、海洋放出する場合には、トリチウムの濃度は国が定める告示濃度限度の４０分の１未満に希釈する、トリチウム以外の放射性物質は二次処理を行い、可能な限り低減するとしました。さらに、一度に大量放出せず、事故後３０年から４０年としている廃炉完了までの期間内に終了したいとしています。
処理水については、梶山経済産業大臣が今月１７日の会見で、処分方法の決定に向けて、来月初めに福島で地元自治体などから意見を聴取することを明らかにしていて、その前に東京電力に対し、海や大気に放出する場合の技術的な素案を示すよう求めていました。
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March 25, 2020 at 12:52AM
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