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お座敷遊び「オンライン」開始 鳳川伎連 - 岐阜新聞

パソコンの前で舞を披露し、画面の向こうの客をもてなす喜りんさん(左)と喜久次さん=岐阜市長良

パソコンの前で舞を披露し、画面の向こうの客をもてなす喜りんさん(左)と喜久次さん=岐阜市長良

 岐阜市の花柳文化を継承する芸妓(げいぎ)団体「鳳川伎連」が、オンラインでのお座敷遊びのサービスに乗り出した。新型コロナウイルス感染予防のため通常の宴席が減少する中、新しい形のもてなしを提供しようと工夫を凝らす。代表で幇間(ほうかん)の喜久次さん(50)は「話をするもよし、一緒に飲むもよし、踊りを見るもよし。多くの人に芸者遊びの楽しさを知ってもらいたい」と利用を呼び掛ける。

 本格的なサービス開始を前に、試験的な「オンラインお座敷遊び」を先月3回開き、国内外から延べ25人が参加。ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使って、喜久次さんと妹芸者の舞妓(まいこ)、喜りんさん(20)が、カメラ付きパソコンの前で客をもてなした。

 喜久次さんは金びょうぶを背に、軽妙な語り口で岐阜の花柳文化を紹介。長良川鵜飼を題材にした小唄「かざをりゑぼし」に乗せた舞踊を披露すると、画面の向こうから大きな拍手が送られた。

 びょうぶに半身を隠す座敷芸「さのさ」を、パソコン画面の端をびょうぶに見立てて再現したり、花かんざしや着物の帯留めなど、舞妓の装い品をカメラに近づけて紹介したりと、オンラインならではの工夫を随所に盛り込んだ。参加者からは「遠方の友人とも舞妓さんを呼べる」「本物のお座敷に行きたくなった」などと好評だった。

 鳳川伎連には幇間が2人、芸妓(げいこ)と舞妓が1人ずつの計4人の芸者が所属しているが、新型コロナの影響で2カ月以上宴席に出られず、芸を披露する機会がないという。

 外出自粛中も自宅で稽古を重ねていた喜りんさんは、初めてのオンラインお座敷について「(客と)一体となって楽しめる」と語り、喜久次さんは「ピンチはチャンス。オンラインならではの芸やおもてなしの可能性は無限にある。さらに芸を磨き、収束後も続けていきたい」と意気込む。

 「オンラインお座敷遊び」は芸者2人を2時間派遣し、税込み3万8千円。最大10人まで参加できる。問い合わせは鳳川伎連、電話058(265)5887。


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