
リニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題を巡り、静岡県は13日、JR東海による精度の低い流量予測に基づき工事の影響を回避する説明をしても流域の利水者の理解は得られない-などとする文書を国土交通省に提出した。大量のトンネル湧水が県外に流出する懸念のある山梨県境付近の大規模断層で追加調査する必要性も訴えた。併せて環境省にも、JRの流量予測に対する見解を尋ねる文書を提出した。
流量予測は中下流域の水利用への影響を考える際の根拠になる。国交省への文書は、JRが精度の低い流量予測を根拠に「流量予測によれば、影響が生じない」などと説明を続けてきたことが、県民の信頼を得られない根底にあると指摘。協議が長引いている要因とし、「これ以上の不毛な議論は望まない」と批判した。
また、上流部の断層の透水係数(水の通りやすさ)が、推定値のままになっている点についても問題視。山梨県境付近の大規模断層は、JRの主張する畑薙山断層ではなく井川―大唐松山断層だとして、詳細な地質の追加ボーリング調査をし、実測値を測定するよう求めた。
環境省への文書は、地下水位が300メートル以上低下するとしたJRの予測は環境影響評価(アセスメント)書に未記載と指摘。精度の高い予測を求めた環境影響評価書への大臣意見を踏まえ、対応方針を示すよう要請した。
両省への文書は県有識者会議の委員から聴取した意見と県当局の見解を合わせてまとめ、メールで送った。
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August 14, 2020 at 05:38AM
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リニア水問題「JR予測精度では理解得られず」 静岡県、国交・環境省に文書|静岡新聞アットエス - @S[アットエス] by 静岡新聞
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