
リニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題を巡り、静岡新聞社は24日までに、大井川流域10市町選挙区選出の静岡県議会議員14人に川勝平太知事の水問題への対処姿勢や、今後の見通しについての見解を尋ねるアンケートを実施した。地元の声を代弁する形で水問題の解決を最重視する知事の姿勢に、会派を問わず一定の評価があった一方、JR東海や国土交通省に対する言動には「丁寧さが不足している」などと苦言も呈された。
リニア新幹線の南アルプストンネル工事に対する知事の姿勢について「大いに評価する」としたのは、知事に近い第2会派ふじのくに県民クラブの2人。「まあ評価する」は最大会派自民改革会議の議員を含め7人。「どちらでもない」は3人、「全く評価しない」は2人だった。
評価する理由では「利水者、県を守っていく姿勢に共感する」(伊藤和子氏)、「リニアと環境の両立を図る姿勢は評価できる」(諸田洋之氏)といった声が上がった。
一方、評価しない理由では「不正確な発言が目立つ」(東堂陽一氏)、「JR東海に対する姿勢は評価できない」(宮城也寸志氏)、「JR東海憎しの感情論から非現実的な危機感を流域住民に発信している」(桜井勝郎氏)などが並んだ。
JR東海や国土交通省に対する知事の批判的発言を問題視し「JR、国等への発言はいま少し慎重の方が良い」(薮田宏行氏)、「交渉方法については分かりやすさや丁寧さが不足している」(河原崎聖氏)などと注文したり苦言を呈したりした回答もあった。
JR東海が2027年とする東京・品川-名古屋間の開業目標と水問題の解決が両立可能かどうかを尋ねたところ「両立できる」との回答はゼロで「その他」が10人、「両立できない」が4人だった。「トンネル工事には水問題以外にもさまざまな問題や障害が山積していて、27年にはとても間に合わない」(大石健司氏)などと「その他」とした回答も含めて計画通りの進捗(しんちょく)に懐疑的な見方が強かった。
このほか自由意見として「静岡県が簡単に着工を認められない立場について、他県にも理解を広めるよう努めたい」(佐野愛子氏)と本県の立場の発信強化を訴える声や「県庁内に専属の対策室を設置すべき」(増田享大氏)と県の機能強化を求める意見もあった。
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December 25, 2019 at 05:38AM
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