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「水の始発駅」が2月15日解散 木祖村のNPO法人 - 中日新聞

 環境や観光、交流などの分野で積極的な地域づくり活動を展開してきた木祖村のNPO法人「木曽川・水の始発駅」が、二月十五日に解散する。厳しい資金確保や組織体制の維持などが理由。同月七日の臨時総会で正式に決まる見込み。ただ好評のウオーキングイベントなど一部事業は当面、スタッフが新たな任意団体をつくって継続する。

 木曽川・水の始発駅は二〇一〇年四月に発足。ウオーキングや登山といった屋外体験などを企画する「遊木民(ゆうぼくみん)」、木曽川周辺の清掃など景観・環境保全の「四季の彩」、菓子など食品加工販売の「食の塩梅(あんばい)」の三プロジェクトが活動の柱。村などから観光ガイドを受託することもある。

 村では〇二年に、村や住民、国土交通省などが地域づくりの方向を示す「木曽川源流の里ビジョン」を策定した。ビジョンに基づいて官民でつくった「木曽川・水の始発駅フォーラム」がNPO法人に発展した。村は〇四年に他自治体と合併しない自立を選んだこともあり、NPOの活動は特色ある地域づくりに重要な役割を果たしてきた。

 しかし人件費に充てていた公益財団法人の助成金が一八年度で終了し、若手職員の確保が困難な状況となっていた。

 湯川喜義理事長(71)と柳川浩司事務局長(63)が事務職と散策ガイド役などを兼務する現在の体制維持や、若い世代の参加者の開拓なども難航。このため昨秋の理事会で解散の方向を固めたという。

 事業のうちウオーキングイベント、河川清掃は、湯川理事長らがつくる新たな任意団体が可能な範囲で継続する。薮原宿にある食品加工の工房も、女性を中心とした現スタッフによる任意団体が続ける。

 湯川理事長は「村を盛り上げるよう頑張ってきた。活動は一定の評価をしてもらえたと思う。組織の解散は残念だが、村観光協会などを中心に、新たな組織的な地域観光を展開できるはず」と話している。

 (近藤隆尚)

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