岡山県郷土伝統的工芸品の「横野和紙(津山箔合紙(はくあいし)」を生産する津山市上横野で5日、原料のミツマタを川の水で洗う「川ざらし」が今年初めて行われた。不純物が少ない冬場の川の水は和紙作りに最適とされ、生産者は時折小雪がちらつく中で作業に励んだ。
上横野地区で和紙生産に当たるのは、市重要無形文化財の和紙職人上田繁男さん(77)方のみ。この日は妻順子さん(74)と長男康正さん(54)が自宅近くの横野川で午前8時から作業し、石灰水で煮て繊維を軟らかくしたミツマタ約70キロを約2時間かけて丁寧にもみ洗いし、汚れやあくを取り除いた。
同市の朝の最低気温は氷点下2・9度(平年同2・1度)。この時季らしい寒さになり、康正さんは「今年は比較的暖かかったが、今朝はかなり冷え込み、寒さが身に染みた。でも和紙を使って喜んでいる人の姿を思い浮かべると頑張れる」と話した。
川ざらしは月1回程度行い、洗ったミツマタを機械で砕いてトロロアオイの粘液と水を混ぜ、紙にすく。
薄く、表面が滑らかな箔合紙は、金箔(きんぱく)の保存や運搬、古文書修復などに使われ、ドイツやカナダなどにも輸出されている。
"川" - Google ニュース
February 05, 2020 at 09:29AM
https://ift.tt/2S1hDld
横野和紙作り ミツマタ川ざらし 津山、小雪ちらつく中で作業 - 山陽新聞
"川" - Google ニュース
https://ift.tt/2TmBnRh
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "横野和紙作り ミツマタ川ざらし 津山、小雪ちらつく中で作業 - 山陽新聞"
Post a Comment