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首里城、復興機運に水 火災半年、新型コロナが影 - 日本経済新聞

正殿などを焼失した首里城(那覇市)の火災から30日で半年。正殿復元の工程表がまとまり、復興が本格化する矢先に新型コロナウイルスの感染が拡大し、影響でイベントや現場公開が軒並み取りやめに追い込まれた。解体工事は進むものの、復興の機運に水を差された格好だ。

復元に向けた工事が始まった首里城北殿。火災後初めて重機が入った(2月、那覇市)=共同

復元に向けた工事が始まった首里城北殿。火災後初めて重機が入った(2月、那覇市)=共同

政府は2020年度の早い時期に正殿の設計に入り、22年中に着工、26年までに復元を目指す工程表を、3月末に決定した。迅速な消火活動のため、正殿にはスプリンクラーを、城郭内には外部から送水できる連結送水管を設置する。

内閣府沖縄総合事務局は2月、復元に向けた工事に着手した。3月には北殿、4月には黄金御殿(くがにうどぅん)と、全焼した建物の解体も始めた。

沖縄県などは観光客を呼び込もうと、首里城公園内の門や城壁でのプロジェクションマッピングを企画していたが、新型コロナの影響で延期を余儀なくされた。焼けた建物の赤瓦からしっくいを剥がすボランティアも中止となり、大型連休中の正殿地下遺構の公開も先延ばしとなった。

公園管理センターによると、火災後に減少した入園者数は回復傾向にあった。だが、最近では観光客が激減したこともあり、2月の入園者は約13万1千人、3月は約7万3千人、4月は休園前の18日までで約1万2千人に落ち込んだ。

全国各地や海外から那覇市と県に寄せられた支援金は約33億円に上る。正殿など国が所有する城郭内の施設復元に充てる方針だ。沖縄総合事務局は「感染が終息したら、過程を公開しながら一日も早い復元に取り組みたい」としている。

火災は昨年10月31日午前2時半ごろ発生。正殿など6棟が全焼し、奉神門など2棟が焼損した。

〔共同〕

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April 30, 2020 at 06:46AM
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