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廃棄物混じった土砂崩落、川に流出 伊豆の宗教法人敷地内|静岡新聞アットエス - @S[アットエス] by 静岡新聞

宗教法人の建物(右奥)の近くに搬入され、盛られている廃棄物が混じった土砂=7月中旬、伊豆市大平柿木
プラスチック片やがれきなどが混じった土砂=7月中旬、伊豆市大平柿木

 伊豆市大平柿木の西伊豆スカイラインに近い山間部に大量の土砂が搬入され、近くを流れる柿木川に流出、水質汚染が懸念される状況になっていることが18日までに、関係者への取材で分かった。現場は宗教法人の敷地内。土砂にはプラスチックやがれきなどの廃棄物も確認され、不法投棄の可能性がある。市は県警に相談するとともに、県と連携して同法人関係者への聞き取りに着手した。
 土砂の流出が発覚したのは6月ごろ。地元から通報を受けた県と市は現地調査を行い、法人敷地内に盛られた土砂の崩落や柿木川との間の山中に堆積した廃棄物を確認した。盛り土から直線距離で約500メートル先の柿木川でも、プラスチック片などの廃棄物が堆積していた。
 市は独自に柿木川の水質と土砂流出区域の土壌の調査を行い、現時点で汚染物質は確認されていない。柿木川流域には河川の水を引き込む事業者があり、数キロ下流で、アユ釣りの聖地として知られる狩野川と合流する。このまま土砂や廃棄物の流出が続けば、市民生活への影響が深刻化する可能性がある。
 現場は、修善寺温泉街から南西に約8キロ。寺は西伊豆スカイラインから市道を数百メートル入った山頂付近にある。法人は市の聞き取りに対し、本堂再建や石碑を建てるための盛り土で、廃棄物混入の経緯は不明との趣旨の説明をしている。市は法人に土砂の搬入や盛り土を中止する誓約書の提出を求めたが、応じていないという。
 市は緊急対応として、西伊豆スカイラインからつながる市道を通行止めにして土砂の搬入を防ぐ方針で調整している。

 ■「狩野川水系台無し」 漁協関係者、濁り消えず怒り
 伊豆市大平柿木での不法投棄と見られる土砂の流出問題で、狩野川漁協関係者は18日までに、「最近は数日かかっても濁りが消えない。せっかくの狩野川水系が台無し」と怒りをあらわにした。
 関係者によると、6月に大平柿木地区を流れる柿木川の水に茶色い濁りが数日間続くのが確認された。大雨で濁りが発生しても1、2日程度で解消されるが、最近は4~5日経過しても濁ったままという。大雨の後に透明度の高い狩野川に茶色く濁った柿木川の水が流れ込んでいるのが確認されている。
 柿木川の水を引き込む事業者の1人は、廃棄物が混じっている可能性が否定できず、事業の撤退を決断したといい「伊豆半島は山間部が多く異変に気づけないこともある。他の場所でも監視が必要」と警鐘を鳴らす。

水が茶色く濁った柿木川(右奥)と狩野川の合流地点=9月上旬、伊豆市

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September 19, 2020 at 06:34AM
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