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元原発事故担当相としての責任「処理水は海洋放出すべきだ」 | 細野豪志の「ダイバーシティジャパン」 | 細野豪志 - 毎日新聞

 民主党政権で原発事故担当相や環境相として東京電力福島第1原発事故の対応にあたった。事故直後から水を巡っては本当にいろいろなことが問題になった。

 当初は放射性物質に高濃度で汚染された水の流出が止められず、国際的に批判を受けた。時間がたつと炉心を冷やすために大量の汚染水が出て、これをどう処理するかという問題にも直面した。多核種除去設備「ALPS(アルプス)」もその対応策の一つだ。

 最後までどうしても処理できなかったのがトリチウムで、そのためにタンクに貯蔵するという選択をした。

 しかし、事故から8年半以上が経過した今、どこかで決断をしなければならない。当時、事故対応にあたったものとして非常に重たい課題を積み残してしまったという思いがある。その責任をとる意味も含めて、きちんと処理したうえで海洋放出すべきだと考えている。

決断までの時間はあまりない

 一つはスペースの問題だ。原発の敷地は福島県大熊町と双葉町にまたがるが、大熊町の部分がいっぱいになりつつある。双葉町にはスペースはまだあるが、水以外の放射性廃棄物などの置き場を確保しておく必要がある。

 あと2年ほどで貯蔵タンクの場所がなくなる。その前に結論を出して準備をしなければならないことを考えれば、決断までの時間はあまりない。

 来年に東京五輪・パラリンピックがあることを踏まえると、今年から来年の前半にかけていろいろ考えなければならない時期に来ている。

 もう一つは台風など災害のリスクだ。時々勘違いしている人がいるが、タンクの処理水をそのまま海洋放出するわけではない。しかし、台風や大地震が起きた時にタンクが損傷し、コントロールされずに水が外部に出てしまうリスクがある。汚染の問題だけではなく、処理水の管理についての信頼を失わせるという点でも非常に問題だ。

 安全性についての理解をきちんと得たうえで、コントロールしながら海洋放出すべきだ。

トリチウ…

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November 29, 2019 at 03:00PM
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