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来年3月貫通困難 401号国道博士トンネル 湧水で掘削遅れ(福島民報) - Yahoo!ニュース

 昭和村と会津美里町を結ぶ四〇一号国道博士峠バイパス(延長七・五二〇キロ)の整備工事で、主要箇所の博士トンネル(延長四・五〇三キロ)の掘削が遅れ、県が予定していた二〇二一(令和三)年三月の貫通は困難な見通しとなった。昭和村側で湧水が相次いでいるためだ。目標とする二〇二〇年代初頭のバイパス開通時期にも影響する懸念がある。整備費の大部分は復興庁の交付金のため、工期が延びれば二〇二〇年度末までの復興・創生期間後の財源確保が不透明になる。  博士トンネルの掘削工事は県が二〇一八(平成三十)年十一月に開始した。完成すれば県管理トンネルとして最長となる。昭和村、会津美里町の両側から掘削している。六日現在の進捗(しんちょく)率は会津美里町側が92%に上る一方、昭和村側は58%と遅れている。  昭和村側は水分を多く含む軟弱な地質が多くを占める。掘削時に壁面からの出水が続発し、排水作業に多くの時間を要している。地質の詳細な状況を事前に把握するのは困難で、工事箇所ごとに排水や崩落対策など必要な対応に追われている。

 バイパスは開通すれば冬期間でも奥会津地方と会津若松市の通行が容易となる。昭和村役場から会津若松市中心部までの所要時間は、冬期は約二十五分、雪のない時期は約十五分短縮される見通し。奥会津地方の関係者から、救急医療や観光振興に大きな役割を果たすと期待されている。  バイパス整備の総事業費は二百三十七億円。県は県復興計画の重要路線に位置付け、復興庁の社会資本整備総合交付金の復興枠を活用している。トンネルは多額の工事費がかかるため、県は交付金を充当できる復興・創生期間内の完了を目指していた。二〇二一年度以降の財源確保については現時点で見通せず、工期延長による予算措置をどう講じるかが課題となる。県会津若松建設事務所は「国への要望を通して適切な予算の確保に努め、早期に開通させたい」としている。  舟木幸一昭和村長は「博士峠バイパスの完成は村民の長年の悲願だ。事故なく安全に、一日も早いトンネル貫通を期待したい」とした。

 渡部英敏会津美里町長は「町民の期待は高まっている。県はトンネル工事も含めた博士峠バイパスの開通時期をはっきり示してほしい」と求めた。

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August 09, 2020 at 06:24AM
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