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水と油をまぜる方法を身近なもので試してみよう - ASCII.jp

ミキラボ 子どもと一緒に楽しむ3分科学第34回

2019年12月02日 09時00分更新

文● 五十嵐美樹 編集● ASCII

 今回のテーマは、“水と油”です。水と油がどうしてまざらないのかということを体感しながら学ぶことができ、お子さまとお家で簡単に楽しめる科学実験をご紹介します。さらに、水と油をまぜたいときにはどうすればよいのか、とても良い香りのするアロマスプレーをつくる手順をとおして学べるプログラムをご紹介いたします。

 アロマスプレーは日常でも使うことができ、材料は100円ショップやドラッグストアなどでお手軽にお買い求めいただけますので、ぜひお家でお子様と一緒に試していただけるとうれしいです。それでは今日も、レッツサイエンス!

色のついた水が油の中まで持ち上がる綺麗な実験

 今回の実験は見た目がとても綺麗ということもあり、実験教室などで子どもたちもとても驚いてくれます。

【用意するもの】
・透明のカップ
・水
・サラダ油(※今回は、日清サラダ油を使用しました)
・入れ歯洗浄剤(※薬局などでお買い求めいただけます)
・好きな色の食紅(※スーパーのお菓子コーナーなどでお買い求めいただけます)

用意するもの

 まず、透明カップの3分の1程度まで水を入れます。

透明カップの3分の1程度まで水を入れる

 水の中に好きな色の食紅を、付属のスプーンで1杯入れ、よくまぜます。

水の中に好きな色の食紅を入れて、よくまぜる

 食紅をまぜた水の上から、サラダ油をゆっくりと注いでいきます。少し時間を置くと、水の層(下の層)と油の層(上の層)に分かれます。

食紅をまぜた水の上に、サラダ油をゆっくりと注ぐ

 この状態で入れ歯洗浄剤をカップの中に入れて沈めると、下層の色付き水が上層の油の中にぶくぶくと持ち上げられ、また水の層まで沈む、という現象を繰り返し、写真のようになります。水に食紅を加えて色を付けているので、とても綺麗ですよね!

入れ歯洗浄剤を入れると水がブクブクと浮かんでは沈みを繰り返す

 水と油がまざらないということを利用し、入れ歯洗浄剤の炭酸の勢いで水(下層)が油(上層)の中に持ち上げられても色水の形を見ることができます。水の方が油よりも比重が大きいため、一度油(上層)の中まで持ち上げられてもまた水(下層)のところまで沈んでいくことも確認できます。

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