披露された臼杵山内流の大旗振り=富山市民プールで |
富山市水泳協会の新春初泳ぎ会が五日、市民プールであり、約百二十人が参加した。古式泳法や立ち泳ぎをしながら字を書く「水書」が披露され、安全祈願と新年の門出を祝った。
富山友泳会の田辺茂さん(69)は、大分県臼杵市で二百年近く前から伝わる古式泳法「臼杵山内流」の「大旗振り」を披露。位置を変えずに立ち泳ぎをしながら、縦三メートル、横二・六メートルもある旗を水に触れないよう水面すれすれで振り回す大技に拍手が起こった。
富山チドリ水泳クラブは「水書」で「祝令和2020五輪」としたためた。子どもたちによる競泳やアーティスティックスイミング(AS)の演技もあった。
県内で唯一、臼杵山内流の指導資格を持ち、県内での伝承と普及に努めている田辺さんは「今年は山内流を後継者に引き継ぐ年にしたい」と抱負を話した。 (柘原由紀)
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January 06, 2020 at 03:09AM
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